J形瓦(和形瓦)の説明


J形の屋根


瓦の名称 瓦説明
切落桟瓦 屋根平場に使用。平とか目板ともいう。
削桟瓦 屋根平場に使用。切落より水垂面が薄い。
切落中深桟瓦 利き足が短く、仕上がりが重厚な切落桟瓦。
削中深桟瓦 利き足が短く、仕上がりが重厚な削桟瓦。
切落7寸5分桟瓦 利き巾が短く、割り付けが悪いときなどに使う切落桟瓦。
削7寸5分桟瓦 利き巾が短く、割り付けが悪いときなどに使う削桟瓦。
7寸判(80枚)桟瓦 玄関庇や塀、または小さな屋根に使用する桟瓦。
切落左桟瓦 通常の桟瓦と逆の流れが必要な場合に使用。
切落雪止瓦 切落桟瓦用の雪を止める瓦。
削雪止瓦 削桟瓦用の雪を止める瓦。
万十軒瓦 最も一般的な軒瓦。
花剣軒瓦 垂れが違う軒瓦。他には木瓜などもある。
京花軒瓦 模様入り軒瓦。社寺などによく使われる。
一文字軒瓦 高級な軒瓦。合わせが必要で手間がかかります。
2寸一文字軒瓦 一文字軒瓦の垂れが2寸の軒瓦。
2寸5分一文字軒瓦 一文字軒瓦の垂れが2寸5分の軒瓦。
中付一文字軒瓦 一文字軒瓦の垂れが中に入った軒瓦。
剣高軒瓦 垂れが違う軒瓦。他には木瓜などもある。
切落袖瓦 切落桟瓦用袖瓦。
削袖瓦 削桟瓦用袖瓦。
切落中深袖瓦 中深切落桟瓦用袖瓦。
削中深袖瓦 中深削桟瓦用袖瓦。
切落刻み袖瓦 利足が短い切落桟瓦用袖瓦。重厚な仕上がり。
削刻み袖瓦 利足が短い削桟瓦用袖瓦。重厚な仕上がり。
切落中付袖瓦 袖垂れが内側に入った切落桟瓦用袖瓦。
削中付袖瓦 袖垂れが内側に入った削桟瓦用袖瓦。
切落中付刻み袖瓦 袖垂れが内側に入り、利足が短い切落桟瓦用袖瓦。
削中付刻み袖瓦 袖垂れが内側に入り、利足が短い削桟瓦用袖瓦。
万十袖角 万十軒用の角瓦。
一文字袖角 一文字軒用の角瓦。
重箱 一文字軒で額縁葺き(ヤッコ葺き)用の角瓦。
刻み袖角 万十軒での、刻み袖用の角瓦。
京花袖角 京花軒用の角瓦。
中付袖角 万十軒での、中付袖用の角瓦。
中付刻み袖角 万十軒での、中付刻み袖用の角瓦。
一文字刻み袖角 一文字軒での、刻み袖用の角瓦。
厚のし 棟に積む瓦。
一枚雨切のし 雨垂れの付いた、のし瓦。
紐のし 紐飾りの付いた、のし瓦。
削のし 反りのある棟などに入れる、のし瓦。
松川のし 模様入りのし瓦。
青海波 棟の化粧用に使う。
大のし のし瓦の幅が広い瓦。
ダイヤのし 模様入りのし瓦。
片付紐のし 紐飾りの付いた、のし瓦。
紐丸 棟の冠瓦や、風切丸瓦に使う。5寸丸。
江戸 棟の冠瓦。6寸丸。
素丸 棟の冠瓦や、風切丸瓦に使う。5寸素丸。
伏間 棟の冠瓦。紐付きで、江戸より高さが低い。
亀伏間 棟の冠瓦。紐無しで、すっきりとした仕上がり。
京伏間 棟の飾り付き冠瓦。
のし付き丸 のしが1枚付いた冠瓦。
万十トンビ 寄棟や入母屋屋根の隅に使う。一体型。
万十切隅 寄棟や入母屋屋根の隅に使う。3枚1組。
一文字切隅 一文字軒での隅に使う。3枚1組。
2寸一文字切隅 2寸一文字軒での隅に使う。3枚1組。
京花切隅 京花軒での隅に使う。3枚1組。
万十いらか 万十軒に似た、棟に入れて使う瓦。
京花いらか 京花軒に似た、棟に入れて使う瓦。
又ぎ巴 切妻屋根の棟の端、跨ぎ鬼の下に使う。巴瓦。
長巴 拝みに使う巴瓦。風切丸を止める場合などもに使う。
半月巴 風切丸を流れの途中で止める場合などに使う。
無地巴 一文字軒などの場合によく使われる巴瓦。ベタ巴。
京花又巴 京花模様入り巴瓦。
京花長巴 拝みに使う京花模様入り巴瓦。
中付巴 中付袖の場合の巴瓦。
面戸付巴 面戸の付いた巴瓦。
中付無地巴 中付袖の場合の無地巴。
中付無地面戸巴 中付袖の場合の、面戸の付いた無地巴
鶴亀巴 鶴、亀の模様入り巴瓦。
万十掛瓦 箕甲に使う。最も一般的な掛瓦。
京花掛瓦 京花模様入り掛瓦。
尺1寸長掛瓦 利き足が長い掛瓦。
一文字掛瓦 垂れが一文字軒と同様の掛瓦。
水玉 屋根に付けるお守り。防火のお守りとして使われる。
鍾馗(ショウキ)様 屋根に付けるお守り。災いを撥ね返すお守り。
軒瓦の施工例

袖瓦の施工例